DQ7プレイ記録

52本目、そしておそらくは旅立ち前最後のプレイ記録に
このDQ7を選ぶ。
Black自身も全く予想していなかったセレクションだ。

PS版は1度だけプレイ。2007年だから、もう8年も前になる。
マンガと小説も読んでいるので、このプレイ記録ではそれらの要素も取り入れる。

では、始めよう。










START 2015.07.22 06:00



7/22

主人公の名前は「カイト」にした。
漁師の息子という設定なので、それっぽい名前に。

エスタード島の、漁村フィッシュベル。
ここから、物語は始まる。
世界にはこの島1つ以外、海しかないというが本当なんだろうか。
他にも島や大陸があったんじゃないかと思う住民も、少なくないようだ。

カイトもおそらく、その1人なんだろう。
城の王子キーファとともに、島の謎を解き明かそうと
あちこち冒険しているのだ。
キーファ:さてと・・・今日もここに来ることは誰にも言ってないだろうな、カイト?
この冒険は2人だけの秘密らしい・・・しかし、マリベルには筒抜け。
昔は3人でよく遊んでたようだが。

漁に出かける船を見送ったり、城に出向いたりしながら
最序盤の物語が展開していく。
エスタード島は平和そのもので、魔物も出ない。
フィッシュベルのよろず屋に武器が売ってないのも、そのためか。
カイトも初期装備では布の服しか装備してない。
その代わりなのか、初期の所持金は110Gと少し多めだ。

城内の店では、この島では珍しく武器を売っている。
竹の槍くらいでも、最序盤なら役立つ。
あと、キーファの部屋に見覚えあるものを発見。モンスターチェスだろうか。

謎の本命は、島の東にある神殿。
そこに聖者の装備4つを納めると、石版の台座が18個もある「復活の間」にたどり着く。
PS版では他にも謎解きがあったような。
あと、半透明な外見をした神の使いもいる。ここの管理人のようだ。

この台座に、パズルのように石版をはめることとなる。
途中でマリベルが強引に同行し、3人となったところで最後の石版をはめると
一行は突然どこかに飛ばされる。
島のどこかにも思えるが、やけに空が暗い。
1人で先に帰って行くマリベル。大丈夫なのか・・・?

・・・と思ったらいきなりすさまじい悲鳴が!?
どこからともかく魔物が現れ、マリベルに襲いかかっている。
出てきたのはスライム3体なんだけども。
DQの看板ともいえるモンスターだ。青くてかわいい・w・
Blackは自室で3体のスライムを飼っている。

今作でも最弱に変わりないが、いかんせんこっちもLv1。
ひのきの棒では一撃で倒せない。
なぜかマリベルばかり狙われるが、まあ問題ない。1ターンに1体ずつ倒してなんとか。
カイトがこの冒険最初の一撃で、いきなり会心の一撃を出す。ダメージは11。

ここはカイト達の知らない世界だということは、すぐにわかった。
あの神殿から、何らかの力でワープしたのだ。
森の中を歩いていると、マチルダという女戦士と出会う。
近くにあるウッドパルナの村まで護衛してくれる。
一緒に戦ってみると、かなり強いことがわかる。
いなずま斬りで40ダメージなので、逆算してみると攻撃力60といったところか。


ウッドパルナに到着。やっとここから本格的な冒険というところだ。
プレイ時間はすでに1:21、しかしまだLv1。

そして、いきなり重いストーリー。
村の女達を人質に取られ、残された男達は自らの手で村を壊し続けなければならない。
戦えそうな村人は1人だけいるが、重傷で寝ている。
彼のために、緑のカラーストーンを探してくることになる。

今作は、DQでは珍しいシンボルエンカウント。
スライムやリップスなど、魔物がフィールドやダンジョンをうろついている。
かわそうと思えばサクサクかわしていけるが、そうすると低Lvのまま強敵とぶつかる。
そこが不安要素でもあり、腕の見せ所でもある。
Blackとしては、ランダムエンカウントよりも好きだ。

まだ3人とも通常攻撃以外に攻撃手段がない。
ウッドパルナには武器防具屋があるが、マリベルが装備できるものはほとんど売ってないんだよね・・・。
カイトとキーファ用に、棍棒を2個購入。最序盤ならそこそこ強力な武器だ。
これでリップスを一撃できるかどうかくらい。
あとは、エスタード島で薬草を7個ほど入手したので3人で分けて持つ。
マリベルに多めに持たせておくといい。

カラーストーン採掘場は、最初のダンジョンにしては長めだが
敵は強くないのでさっくり攻略できる。
往復でLv4まで上がった。
カイトはホイミを、マリベルはメラを習得。どちらも存分に活用していく。


入手した緑のカラーストーンを、ハンクに使用する。
彼を仲間に加えて、東の塔に挑もう。
この地の闇を払うことが、カイト達の世界に帰ることにもつながっているだろう。
行く前に買い物だ。ここでは防具を揃えておく。
採掘場で200G近く稼げたことだし。
小説では、ハンクから銅の剣を2個もらった。なんとも太っ腹な。

フィールド上では、ほとんどバトルすることはない。
余裕をもって敵シンボルを回避していける。
逆に、ダンジョン内はバトル回数がかさみやすくなったような気がする。
同行しているハンクが強いので、バトルしても苦戦することはほとんど無いが。
攻撃60/守備50といったところか。Lv10~15クラスの強さだ。

東の塔の入り口では、ゴーレムとバトルに。
ボスとして出てくるのはDQ1以来だろうか。
通常攻撃しかしてこないが、普通に2桁ダメージを叩き出す。
それでも、2発受けられるMHPがあれば問題ない。
勝利したらウッドパルナに戻って回復を忘れずに。

内部ではチョッキンガーとの強制バトルもある。
攻守ともにゴーレムを上回るので、ルカニで守備力を削って戦う。
ここでハンクが会心の一撃を出す。ダメージは152!
どうやら今作のNPCは、強力な会心の一撃を出せるらしい。

ここでちょいとコラムを。
一口に「会心の一撃」といっても、何種類か存在する。
まずは「守備力貫通タイプ」。攻撃側の攻撃力の数値とほぼ同じダメージを与える。
特技の魔神斬りも同じ効果を持っている。
味方側は基本的にこれ。ただし、今作のNPCの場合はさらに与ダメージが2.5倍に上がる。

次に「強化攻撃タイプ」。普通に攻撃した場合の数倍ダメージを与える。
スクルト重ねがけで防げるので、それほど怖くないタイプだ。

そして「固定ダメージタイプ」。
比較的珍しい種類で、DQ5以外で見かけた記憶がない。
とはいえ対処しにくいので、使ってくる敵はマークが必要。

話を戻す。
ハンクの会心の一撃のおかげで、余裕を持ってチョッキンガーを撃破した。
そこに現れた親玉・・・マチルダ!
ウッドパルナの村人に見捨てられた英雄・パルナの妹である彼女は
人間達への恨みのあまり、魔物と化していたのだ。

マチルダを倒すことで、このウッドパルナ地方に平和が訪れる。
どうにもすっきりしない終わり方だが・・・。
ハンクと別れたカイト達は、マチルダと初めて会った森から
元の世界へ帰るのだった。
こうして出会いと別れを繰り返していくのが、DQ7の物語。

2:24
カイト:Lv6 キーファ:Lv6 マリベル:Lv6



7/26

謎の神殿に帰ってくると、世界に変化が訪れていた。
海の向こうに、突如として新たな島が出現。
船で上陸してみると、どうやらウッドパルナのようだ。
神殿から行ったのは過去のウッドパルナで、こちらは現在。
平和そのもののようだ。
ハンクの塔と呼ばれる見張り台ができている。

東の塔は無いが、カラーストーン採掘場に行くことができる。
石版があるので忘れずに回収しよう。

さらに、グランエスタード城で石版を1つ入手。
これで1セットの石版が揃う。


新たな台座から飛ぶと、エンゴウ周辺にたどり着く。
毎年伝統のほむら祭りが行われる季節だが、火山が噴火するというビジョンが・・・?

エンゴウの村に到着したら、まずは買い物する。
所持金が900Gほどあったので、いばらの鞭を購入。
マリベルの攻撃力がかなり上がる。現状、一番攻撃力低いのはカイトか。

一行が見たものと同じ光景を、占い師パミラは予言で見た。
ここは、火山の内部を調べてみるしかない。
これまた割と長いダンジョンで、狭い道幅に敵シンボルが大量に出てくる。
ダンジョン内では、むしろPS版よりバトル回数がかさんでいるのではなかろうか。

反面、1度に出る敵は3体くらいかそれ以下のことが多い。
3人とも通常攻撃でそこそこダメージが出せるので、苦戦はしない。
森の番人のすなけむりに注意するくらいか。
今作では、PS版にあったバトル中の会話システムが削除されている。
状況に応じていろいろな話をしてくれるので、ターンごとに1度は話を聞いたものだ。
他のDQには搭載されていないこともあり、削除されたのは残念極まりない。

移動中の会話は、このDQ7で初めて導入された。
初回ということもあって、テキスト量は少なめ。
DS版のDQ6をやった後だと、物足りなさを感じる。

ボスは炎の巨人。巨顔のような気もするが。
通常攻撃、押しつぶし、火の息、ちからためを使用。
要注意は、ちからためからの攻撃。スカラを1回かけても30~40ダメージになる。不安なら防御を。
こちらからの攻撃は、ルカニ1~2回から通常攻撃で。他に選択肢も無いことだし。
いばらの鞭を装備していれば、マリベルも2桁ダメージを出せる。
適度に回復しながら3人で集中攻撃するのみだ。

あとは現代のグランエスタードまで往復すれば、エンゴウでのイベントはクリアとなる。
するとやはり現代の側にエンゴウの島が現れているというわけだ。
ウッドパルナと違ってかなり距離がある上、海ではランダムエンカウントによりバトルが発生するので
準備はぬかりなく行っておきたい。

現代ではフィールド上に魔物は出ないが、ダンジョン内で出くわすことはある。
しかも過去よりも出現数が多い。はりせんもぐらが6体出てきたことも。
マリベルがLv9でイオを習得する。敵全体に25前後のダメージを与える。
エンゴウ地方の敵ならほぼ一掃できるので、非常にありがたい。
確かPS版では自力習得しなかった呪文だ。
ただし消費MP5は現時点ではかなり重い。MMPが30~40の時期に。
ボス戦想定して節約することも必要だろう。


青の石版は、1枚だけで新たな台座を完成させられる。
そこから飛んだのは小さな島で、ダイアラックという村があるのみ。
石化を解除する、天使の涙を入手した。
確かこれは後でまた使うような記憶が。

この島は、現代では移民の町になっている。
DQ6から引き続き登場の、すれ違い通信だ。今回はかなり序盤で解禁される。
追加のダンジョンなどもあるようなので、要チェックと言えそう。
まず本編をクリアして、それから手をつける予定だ。


4つ目の石版世界にたどり着く。
広い平原と、オルフィーという村がある大陸だ。

で、そのオルフィーだが。
やたら動物だらけの上、数少ない人間は何もしゃべらない。
動物と話せるという、エスタード島の木こりを連れてきたところだと
この町では人間が動物に、動物が人間になっているという。
こんなことがあり得るのか。

武器防具屋や宿屋の店番も動物と化しているが、利用は可能。
万引きでもしようものなら襲ってくるのだろうか。

ある家にて、1人の子供を助ける。彼も本当は動物なんだろう。
速攻で飛び出していったが、この事件の元凶のもとに行ったのか?
ならば追いかけるのみ。

というわけで、魔封じの洞窟に挑む。
やはり狭い道幅に敵シンボルが続出する。
とさかヘビ2体に集中攻撃され、マリベルが倒されるorz
今回初の犠牲者を出してしまった・・・。
しかもオルフィーの教会はセーブしかできないので、
フィッシュベルまで戻らなければならないというorz

最深部では、デス・アミーゴとバトル。
この時だけ、同行している木こりが参戦してくれる。
しかしバトル経験があるわけでもないため、攻撃面では頼りにならない。
攻撃の他には薬草を使ってくれる。

PS版では、このバトルでは呪文が封じられる。
魔封じの洞窟という名前の由来ってわけだ。
しかし、今回は普通に呪文を使うことができる。かなり難易度が下がった。
道中でマリベルのMPも温存しておいたことだし、ラリホーを使うとしよう。
意外にも高い確率で有効だ。
しかも、マリベルならほぼ先制できるので向こうからの攻撃は来ない。
一応リレミト分のMPは残しておきたいので、終盤のみ正面から戦う。
ほとんど攻撃されないまま勝利した。
さらに言えば、バトル後は自動でオルフィーに戻る。温存する必要は無かった。

デス・アミーゴの最後の一撃で、ガボは人間のまま生きることとなる。
他のオルフィーの住民達は元に戻った。
考えてみると、デス・アミーゴは封印されていたので
誰かがその封印を解除したということになる。
まさか、この世界にも魔王がいるというのか?
エスタード島以外、世界の全てを封印したのもその魔王が?

ということもあって、ガボはカイト達に同行する。
現代の魔封じの洞窟で、人間に戻ったデス・アミーゴの魔法により
言葉を話すこともできるようになった。
バトル面に関しては、すばやさが非常に高い。
Lv1ながら、Lv11のマリベルを上回るほどだ。
装備を1つも持ってないので、現代オルフィーで買っておく。
ターバンとキトンシールドを購入すれば、そこそこの守備力になるだろう。

現代オルフィーといえば、入るなり動物ばかりが視界に飛び込んできた。
まさかまた魔物に・・・と一瞬焦るが、これは動物に感謝する祭りらしい。
人々は魔法で動物に変えられているのではなく、
動物の着ぐるみを着ているのだ。
そうとわかれば結構面白いかもしれない。

6:56
カイト:Lv10 キーファ:Lv11 マリベル:Lv11 ガボ:Lv1



7/31

続いて向かう石版世界、フォロッド。
重厚なストーリーと強敵からくり兵の大群、そしてDQには珍しい機械だらけの世界観。
ショートストーリー集の趣が強いDQ7でも、名エピソードの1つに挙げられるだろう。

マンガ版では単行本2冊分も使われており(6~7巻)、
原作よりさらに濃密な人間と機械のドラマが展開される。
小説版も86Pとかなりの長編だ。石版世界のエピソードとしては2番目に長い。

早速、からくり兵に出くわす。
名前の通り、全自動の戦闘ロボットだ。
両手に鉄製の斧と鎚を持ち、体は鉄板でできていて硬い。
攻守両面で周辺の魔物より格段に上と言えるだろう。
通常攻撃で12ダメージくらいは受ける。
さらに2回攻撃し、さみだれ剣まで使ってくる。
呪文を使おうにもルカニは無効、ラリホーも効きそうにない。イオも軽減される。
問答無用に強敵だ。
しかも、機械ゆえに恐怖も疲労も感じないのだろう。
敵にすると相当恐ろしい存在だ。

ただ、今回はフィールドでのエンカウント率が大きく下がったので
フォロッド城周辺を移動している間はあまり戦うことがない。

まずは、城の東にあるフォーリッシュの町へ。
城壁と見張り塔が特徴的な、砦の要素を持つ町だ。
武器防具屋の品揃えはかなりよく、一気に装備を強化できる。
ここまで全滅せず順調に進行していることもあり、所持金は3400G。
カイトにブーメラン、キーファに鉄の槍と青銅の盾、マリベルに皮のドレスを買った。

続いて、フォロッド城を訪れる。グランエスタードを除けば、この旅で初めて訪れる城だ。
マンガ版だとよくわかるが、直線と直角、そして四角形をメインに構成したシンメトリーな城の外観は相当に美しい。
Blackはこういうの好きなんだよ。

城の内部では、研究者ゼボットが作ったという全自動掃除機がそこかしこで動いている。
後に行く研究所では、洗濯機や調理機も置いてある。
DQの世界では、基本的にあまり機械文明は発達していないので
このような機械が動いているのを見るのは新鮮だ。

このフォロッドは、からくり兵団と戦争状態にある。
厳しい戦況に兵力は足りず、今では傭兵を雇っている。
一行も名乗りを挙げよう。城の兵士と腕試しに1戦交えればOK。
その後は何度か開かれる作戦会議に参加し、西にあるゼボットの研究所を2回ほど訪れる。

しかし状況はさらに悪化するばかり。
ついにフォーリッシュが陥落し、からくり兵の集団がフォロッド城に侵攻する!
硬い装甲を持つからくり兵には、こちらも鉄製の武器を用いないと歯が立たないだろう。
マンガ版では、城の兵士達が対からくり兵用の剣術を身につけているシーンがある。
まともに斬ると剣が折れるので、剣を引きながら斬ることが重要とされる。
のこぎり刀でもあれば使えそうなんだが。

からくり兵2体との強制バトルに勝利した後、
どこからか発せられた音波のおかげでからくり兵が誤動作を起こす。
音波の主は、ゼボットが改造したからくり兵。エリーと名付けられている。
彼の研究所前で止まった1機を改造して作ったのだ。

フォロッドの住民が、からくり兵に相当な恨みを持っているのは想像に難くないが
どうやらゼボットは違うことを考えているようだ。
からくり兵に罪はない、むしろ同情したいくらいだと。
機械は使う人次第、いかにも研究者らしい意見。


このエリーを連れて、敵の拠点に潜入作戦を仕掛ける。
フォーリッシュで準備をしたら、出発だ。
一行の他に乗り込むのは、兵士長のトラッド。そして、ゼボットとエリー。
からくり兵団拠点の入り口には、もちろんからくり兵の集団がいる。
ゼボット:では早速踊ってもらうか――さあエリー、一曲弾いてやれ
これで無傷のまま潜入できる。

が、内部まで妨害音波の影響は届いてない。
からくり兵以外の魔物もいるので、会ったら倒して行く。
宝箱から鉄の盾を入手できる。忘れず回収だ。
しかし、人食い箱が初登場。ステータスが高く、痛恨の一撃を使ってくる。
カイトが残りHP4でしのいでくれた。危ないところだった。

ちなみにこの拠点内部、洞窟や塔とはまるで内装が異なり人工感満載だ。
まるで工場のように見える。
階層の移動も、階段ではなくリフトで行う。

道のり自体は、今までのどのダンジョンよりも短かった。
親玉と対面、早速勝負・・・と思ったら、からくり兵の集団が登場。3体を相手に戦うことになる。
正常動作していないらしく、攻撃してこないことも多いのだが
急にみなごろしを使ってくることもある。油断も隙も無い。

続いて、マシンマスターと直接対決。
バトル中でもからくり兵を呼ぶが、いちいち相手にせず親玉を狙うのが正解。
親玉はルカニも使うので、スカラで対抗しよう。

まだ終わらない。隠し玉の巨大からくり兵、デスマシーンが現れる。
攻撃80/守備70前後といったところだろう。素早さも意外に高い。
時々2回攻撃で、もろば斬り、火の息、マジックバリア、まぶしい光を使用。
まずは、マジックバリアを使われる前にルカニを2回使おう。それから通常攻撃を集中して削る。
全員にスカラをかけておきたい。
もろば斬りは使用者にもダメージが入るが、通常攻撃よりかなり高い威力を持つ。
大体40~50ダメージくらいは見ておいた方がいい。MHP60前後のガボやマリベルにはかなりきつい。
一番後ろのはずのマリベルに、1ターンで通常攻撃ともろば斬りの連続攻撃を仕掛けられる。
・・・が、なんとかHP1で耐えた。超ファインプレーだ。
最後はガボが決める。残りHP4でのクロスカウンターだった。

ゼボットによると、ここには修理用の設備しかなく
からくり兵の製造は別の場所でやっているらしい。
どうにもその辺の謎は今後に影響しそうだな・・・。


こうして、フォロッドに平和が戻った。
城で報告を済ませれば、任務完了。
報酬として1200Gもらえる。この時点ではかなりの大金だ。
大変な戦いだったが、いろいろな意味で得るものも多かったフォロッド地方の物語だった。

この後は、もちろん現代のフォロッドに行く。
数年前に城の地下から古の機械が見つかってからというもの、国を挙げて機械文明を育てている。
昔からあった全自動掃除機が、今は数を増やして町や城を掃除して回っている。
平和利用されている機械を見ると、なんだか落ち着く。

城の方は、見かけはそれほど変わってない。
かつての兵士宿舎が、今では学者が集まる研究室になっている。
若く気力にあふれた国王の主導で、機械の研究が推進されているのだ。
今はからくり人間を作ろうとしているという。

で、西の一帯は「禁断の地」と呼ばれ、人が寄りつかないという。
場所的にはゼボットの研究所だ。
経過している時間からして、ゼボットがまだ生きているとは思えない。
が、機械であるエリーなら?

・・・なんとまだエリーは動いており、ゼボットのためにスープを作っているではないか。
この話を聞いたフォロッド王により、エリーは城へ運ばれるが
いろいろあって再びこの研究所へ帰ってくることとなる。
かつて兵士長だったアルマンさんは、もしかするとトラッドの子孫か?(トラッドとゼボットは兄弟)

このイベントの後、研究所を去ろうとするとエリーから感謝される。
機械に心が宿ったのか・・・?
きっと、ゼボットは永遠に変わらない愛を手に入れたのだろう。
こんな生き方もいいかもしれないって、最近になって思う。

あとは現代のからくり兵拠点を探索すれば、フォロッドでやることは終わりだ。
他の現代のダンジョンと異なり、ここでは通常のバトルは発生しない。
宝箱から鉄の爪を入手できるので、ガボに装備させたい。
ただし、人食い箱に加えて悪魔のツボも出てくる。
守備90と硬いので、ルカニをかけて集中打で倒す。
いずれも結構実入りはいい。積極的に倒す価値はある。
特に悪魔のツボは経験値185と270Gをくれる。後者はなかなかの金額だ。

9:42
カイト:Lv12 キーファ:Lv12 マリベル:Lv12 ガボ:Lv4



8/01

長かったフォロッドでの物語を終え、次に降り立ったのはグリンフレーク地方。
小説ではこのエピソードはカットされている。

出発点から北に進み、グリンフレークの町にたどり着く・・・と
住民全員が石化しているではないか。
これは、ダイアラックと同じ現象か?

町で一番大きな屋敷の屋上から、天使の涙を使えばよさそうだ。
そのためには、魔物あめふらしと一戦交える必要がある。
時々2回行動で、通常攻撃、冷たい息、なめ回し、ベホイミを使用する。
攻撃力は65といったところか。ボスとしては大した高さではない。
ルカニ2回に加えてマヌーサもかけて、向こうの攻撃を抑制。
4人で攻撃すれば、ベホイミの回復量を上回ることができる。
はっきり言って苦戦する要素は無い。

天使の涙を使えば、住民達は元通り。
唯一、庭師のペペだけが起きないのだが
秘薬を使えば治すことができる。
過去のエンゴウまで往復して、パミラに薬を作ってもらった。

その後は、グリンフレークの人間ドラマを見ることとなる。
イワンとリンダが婚約しているものの、リンダは実はペペのことが好き。
さらに、イワンの住む屋敷のメイドであるカヤはイワンが好きだという。
まとめると、カヤ→イワン→リンダ⇔ペペの四角関係だ。

最終的に、ペペが1人で町を出て行くという結末になる。
リンダにしてみれば、2人で駆け落ちしたかったようなんだが。
料理に毒を盛ったという冗談を言ったことからして、駆け落ちに関しては本気だったのだろう。
この時、おなじみ「呪いの音楽」が発せられた。かなり冷や汗ものなイベントだ。

グリンフレークでのイベントは以上。
そういえば、酒場には踊り子の姉妹がいたな。
妹は占い師もしていて、姉はカジノ好き。そして、最近親の敵討ちをしたという。
どう考えても、DQ4のマーニャ&ミネアだろう。

だが、大陸の西側にはまだ行ってない。
石版があるという噂なので、武器防具屋で買い物したら出向く。
フォロッド編でかなり稼いだおかげで、所持金は3500G。
不要装備を売れば4000G以上になるだろう。
刃のブーメランをカイトに、皮の鞭をマリベルに装備。
どちらも複数の魔物に攻撃できる武器だ。
まだ範囲攻撃がマリベルのイオしかないので、重宝する。

沼地の洞窟を探索だ。
結構入り組んだ構造の洞窟で、中には2枚の石版がある。
もちろん魔物も出る。シリーズおなじみの泥人形の他、ナンバリングでは初登場のドラゴスライムも出る。
モンスターズ1でドラゴスライムと初めて会った時、
息を吸い込む→火炎の息コンボで大変なことになった思い出がある。

さらに、ここにも人食い箱が紛れ込んでいる。
痛恨の一撃でマリベルが倒される。最後尾に並べておいたのにこれかorz
現状、彼女しかリレミトを習得してないので
こうなると徒歩で撤退しなければならない。
ダンジョン内でのエンカウント率はPS版より上がっているので、相当に面倒だ。
転職が解禁されたら、なるべく多くの仲間にリレミトを覚えさせたい。

ストーリーの本筋には絡まない洞窟だが、ボスも出る。
その名は洞窟魔人。取り巻きに、踊る宝石2体を連れている。
時々2回行動で、通常攻撃、ギラ、ベギラマ、まぶしい光を使用。
この時点でのベギラマはかなり強烈。連発されないことを願うしかない。
踊る宝石の攻撃や呪文も地味に効くので、先にそっちを片付けた方がいいか。
普段はAIのキーファやガボも作戦変えるべきだった。
ついでに言えば薬草を持たせる必要もあったな。
終盤、ベギラマでガボが倒されるが(不運にもジャストダメージだった・・・)、
なんとか残りのメンバーで勝利を収めた。
取り巻きのおかげか、一気に823Gを入手する。

このバトルで、カイトはLv13に上がる。
PS版をやった時の記録では、ダーマ編をクリアしたところでLv13だった。
つまり、2ステージ分だけ今回の方が早くレベルが上がっていることになる。
シンボルエンカウントになって、ランダムの時よりバトル回数が増えているのは
Blackにとっては異例の現象だ。
ちなみに、レベルアップの速さはキーファが先頭となっている。
次にマリベルが来るのだが、魔法使いキャラが早く上がるのはDQでは珍しい。


ここまでやったら、現代に戻る。
いつものように大陸が復活している。
が、グリンフレークは町としてはすでに消滅していた。
東にできたメモリアリーフの町が、グリンフレークのハーブ園を引き継いでいる。

山の上にはギュイオンヌ修道院もある。
道中の山道はそれほど険しい道ではなく、魔物も出ない。
天気がよければ、ピクニックにぴったりだろう。
修道院の崖上からは、メモリアリーフが見渡せる。
そして、ペペとリンダの墓を発見。
おそらく、1人でグリンフレークを去ったペペがこのメモリアリーフを作ったのだろう。
どこかのタイミングでリンダもこっちに移ったと見える。

この修道院は無料宿としても使えるが、ルーラで直接飛んでこれないのでアクセスがよくない。
今まで通り、宿代の安いウッドパルナを現代での拠点にしよう。
そこから謎の神殿にルーラで飛ぶのが、いつものパターンだ。

・・・ふと、寄り道がしたくなった。
フィッシュベルとグランエスタード城に。
いつ帰っても落ち着く故郷だ。
たまにはここでゆっくり時を過ごすのもいい。
旅には危険も、予想外の出来事もある。
次は帰ってこれないかもしれないからね・・・。

11:27
カイト:Lv13 キーファ:Lv13 マリベル:Lv13 ガボ:Lv5



8/02

ついに来た・・・来てしまった。ユバール編に。
DQ7のストーリーにおいて、避けては通れない重要イベントが待っている。

いつも通りに石版を完成させてワープする。空は暗いが、ただ単に夜だから。
少し西に歩くと、キャンプ場が見える。

そこで一行は、ユバールの民の一団と出会う。
神を復活させることを使命とし、各地を旅している一族だ。
この大陸にあるという祭壇で、復活の儀式を行うところ。
踊り手のライラと、トゥーラ弾きのジャン。この2人が、儀式のキーパーソンとなろう。

その夜、早速キーファとライラが会話を交わす。
キーファは生まれついての王子、だが自らの運命は自ら探そうとしている。
踊り手としての宿命を背負う、ライラのように。
一方、ライラは今のキーファのように自由に旅がしたいと言う。

・・・なんて話していたら、ジャンから強烈な敵意を向けられる。まあ仕方ないか。

そういや、この夜ではビバ=グレイプという飲み物をすすめられた。
名前からして、ぶどう酒の一種か?
多分アルコールは抜いてあると思う。

翌朝、神の祭壇を目指して旅を続けようとするが
ユバール族の守り手ダーツが負傷しており、今は出発できない。
本隊を先発させ、ダーツさんとライラは後から出発することになる。
後者の組にキーファが残る。
マンガ版のダーツさんといえば、地走りというオリジナルの特技を得意とする戦士だった。

ここからは、カイト、マリベル、ガボの3人での行程となる。
1人減るだけでも戦力は大きく下がるので、ザコ戦でも注意したい。
この辺はそれほど強い魔物がいないのが救いか。
要注意は首狩り族とドラゴスライムくらい。
ちなみに武器防具の購入はできない。グリンフレークで揃えた装備のまま戦い抜く。

祭壇は湖の底に沈んでおり、洞窟の仕掛けを動かすことで水を引かせる必要がある。
湖の洞窟ではジャンが同行。しかしバトルには参加しない。
かなりの数の宝箱があるので、逃さず回収だ。
ここも魔物は弱い。スライムベスは完全にザコだし、とさか蛇も今となっては大したことない。
ガボは当初MP0だったが、Lv6あたりから上がり始める。
この先の転職解禁に向けた準備段階というところか。
一方、マリベルはLv11からMHPが10ずつ上がっている。
当初かなり低かったので、このハイペースでの上昇は非常にありがたい。

儀式が行える状態になったが、どうやら神を復活させるタイミングではなさそうだ。
それでもジャンは儀式を行う。

・・・しかし、何も起きない。やはり今はその時ではないということか。
ジャンはライラと結婚したいが、そのためにはユバールの民としての宿命を終わらせる必要がある。
ゆえに今ここで儀式を行ったのだが。
理由はどうあれ、この責任を取ってジャンは1人旅立つ。


その後は、祭壇を元通りにしてから戻り旅となる。
最初のキャンプ場まで、自動で帰ってくる。

夜遅く、キーファが独り言を語る。
ライラやジャンのように手にアザを持つカイトは、何か運命を背負う者なんだろう。
そんなカイトの隣にいたキーファは、旅を通して自分にしかできないことを探していたと言う。
今ここでそう語るということは、見つかったというのか・・・?

おそらくキーファは、この後1人でテントを抜け出して
ダーツさんに直談判したのだろう。
自らユバールの守り手となり、一族とともに生きていくことを。
ダーツ:それは本気で言っているのですか?
強さを、そして決意を試すように・・・ダーツさんはキーファに一騎打ちを仕掛ける。

幾度も剣を交えた末、キーファに軍配が上がる。
ここに、新たな守り手が誕生した。
キーファ:悪く思うなよ、カイト。オレがお前と旅をするのは、ここまでだ

キーファにとって、それは必然だった。
例えカイト達にとって、そうではなくても――

彼はついに、自らの運命にたどり着いた。
いっぱしの運命を背負う男になるのだ。
ならば・・・見送ろう。仲間として。
キーファはLv13、積み上げた経験値は10,023。

仲間に別れを告げ、自らの道を選ぶ・・・か。
このタイミングでDQ7をプレイしているのも、運命なのかもしれない。
あと十数日の後、Blackも自らの道を歩き始めるのだろう。
歩き慣れた道に、背を向けて。

旅の扉まで、自動で移動する。
さあ、ここからはそれぞれの道を行こう。
未来に向かって、平和に向かって。

――さらば、友よ。

12:43
カイト:Lv13 マリベル:Lv14 ガボ:Lv7



8/03

しかし、プレイヤーには息つく暇など与えられない。
なぜなら次に訪れる地は、「地獄の」ダーマ地方なのだから。
DQ7でも1、2を争う難易度、次から次に発生するボス戦。
そして、長い上に重苦しいことこの上ないストーリー。
間違いなく、難所中の難所だ。

一方で楽しみな面もある。
同行して一緒に戦ってくれるNPCが、このエピソードでは4人も登場するのだ。
彼らと力を合わせ、この大きな壁を乗り越えよう。
ここを突破すれば、ついに転職ができる。

参考までに、PS版の記録では
ダーマ神殿に到着してから初転職を行うまで2:39かかった。
今回はどれだけかかるだろうか。

なお、マンガ版は直前のユバール編を最後に休載(事実上の打ち切り)している。
あのままダーマ編やってくれれば相当な名エピソードになってくれそうなものをorz
一方、小説版は期待に応えて非常に充実した内容となっている。
ページ数は実に178P。石版世界のエピソードの中でも、ぶっちぎりの1位だ。
2位のフォロッド編(86P)の約2倍という長さ。すさまじいボリュームである。
挿絵にも注目して読みたい。


では、行こう。

スタート地点から北東に、小さな宿屋がある。
ダーマ神殿を目指す旅人がよく立ち寄るという。
ちょうど今も、勇者を目指す戦士が1人。
小説版ではコルネリと名乗っている。この名で呼ばせてもらおう。

あと、井戸の下はカジノになっている。今作では初だ。
金はあるけど、スルーで。

山脈を反時計回りに回って登ると、ダーマ神殿にたどり着く。
シリーズおなじみ、転職ができる神殿だ。
しかし、妙に人が少ないような気がする。

転職を申し込むと、その前に泉で身を清めるよう言われる。
実は、ここに大きなトラップが仕掛けられている。
習得している全ての呪文・特技を封印され、ふきだまりの町に落とされるというトラップが!

ふきだまりの町は、ダーマ神殿から落ちてきた人々が生活するスラムタウン。
周囲を山と海に囲まれ、陸路で唯一行くことができる洞窟は魔物だらけで通れない。
住民達に残されているのは、絶望だけだ。
宿屋で会ったコルネリも、ここに落とされていた。

ただ1つの脱出手段は、「魂砕き」を成功させること。
魂の剣と呼ばれる特殊な剣で、住民を5人倒せば成功だ。
しかし、町の支配者・スイフーは魂砕きを厳禁としている。
挑む者が現れれば、殺してでも止めるようだ。

魂砕きを別にすれば、盗みも恐喝も何でもあり。
恐喝現場を目にして止めに入る一行だが、なんと相手はデビルアーマー。
この状況で勝つのは相当に困難だろう。ついにここで今作初の全滅orz
仕方ないのでここはリセットでやり直した。

町を歩いていると、スイフーがあいさつに現れる。
住民達への見せしめも兼ねて、剣と拳による歓迎を仕掛けてくる!
その実力はまさに「鬼」。
100強のダメージを叩き出す痛恨の一撃を、当たり前のように放つ。
こちらのMHPはまだ100に届かないくらい。防御しない限り一撃だ。
それでなくても、回復手段は薬草しかない。
さらにこれは調べた情報だが、スイフーのHPは5桁に乗っており自動回復まで持っているらしい。
結論から言えば、勝てません!

ものの見事に蹴散らされた一行は、ネリス&ザジの姉弟の家に運ばれていた。
病弱な姉を1人で守る弟、といった感じの2人だ。
どうもザジからよく思われてなさそうな気がする一行。
そこに現れる、ダーマ神殿の親衛隊員カシム。どうやらネリスが気になる、のか?
ザジはカシムに対して敵意むき出しだ。

さらにもう1人の青年が登場。親衛隊を目指す盗賊、フーラルだ。
目的のためにカシムと協力している。
この後、カイト達はフーラルを仲間に加え
西の洞窟からダーマ神殿に向けて進行する。
出発前に、奇跡の石をもらう。バトル中だけだがホイミの効果で、何度でも使える。
ホイミすら使えなくなった現状では、とてもありがたい代物だ。
が、同行は正直いかがなものかと思わなくもない。
フーラル:そう硬い顔すんなって、オレ様を10年来の親友だと思って仲良くしてくれよ
んな無茶な。

こんな町だが、一通りの施設はあるので買い物していく。
キーファから装備品を受け取っているので、それを売って資金の足しにする。所持金は7900Gだ。
呪文や特技を使えない現状、道具として使える武器に注目したい。
というわけで、眠りの杖を購入。4200Gは大きな出費になるが、いつでもラリホーが使えるのは心強い。
あとは、鋼の剣を買った。カイトは今は刃のブーメランを持っているが、単体攻撃用に一応。
これまでの剣と違って本格的に強く、DQでは毎回旅慣れた頃に買うことができる武器だ。
そろそろ序盤から中盤に差し掛かる頃というわけか。
あとは、移動中の回復用として薬草を大量に購入。
50個くらいは準備しておきたい。


では、西の洞窟へ行こう。
内部に出る、さそりアーマーに注意したい。大きいので敵シンボルが回避しにくい。
出くわしたら眠りの杖を使っておく。
同行しているフーラルは、盗賊らしく両手にナイフを持って戦う。
通常攻撃の他は薬草の使用のみ。様子見だけで何もしないターンもある。
でもって、会心の一撃が非常に強力だ。なんと162ダメージを与える!
ランダム発動とはいえ、こんな序盤でメラゾーマ級の一撃。
ザコ戦なら軽くオーバーキルだ。

フーラルの情報によると、ここの4階を手強い魔物が見張っているという。
正面から挑んでも勝てないと、コインで敵の気を引く。
・・・が、フーラルの狙いはここを通過するという1点のみ。
カイト達をおとりにしてでも。

当然、一行がこの魔物――イノップとゴンズを相手にすることになる。
ゴンズという名前のボスはDQ5にも登場したが、外見からしても別物だろう。
しかも、人間から奪った力を備えており
ハリケーン、バギマ、火炎の息を使用する。
さらにスイフーと同じく、HP5桁の自動回復持ち。
またしても勝てません!

カイト達は、ふきだまりの町に逆戻り。
こんな環境で過ごしていたら、すぐ人間不信になっても仕方ない。

カシムとザジが対立するのを見ていると、どこからか絶叫が聞こえてくる。
どうやら、コルネリが魂砕きに手を出したようだ。
あまりに絶望的なこの状況に、気が触れてしまったらしい。
1人、2人と斬り捨てられていく。一応生きてはいるが、本当に「一応」。
最後はスイフーとカシムのコンビを相手に追い込まれるも、後ろにいたネリスに斬りかかる。
この瞬間、ザジが身代わりになる。刺し方が浅かったため、5人目の魂砕きは成立していない。
しかし特別に魂砕き成功と認められ、斬られた5人共々どこかへ連れていかれるのだった。

連れ去られたザジを救出すべく、ネリスが動こうとするが
もともと病弱な上、戦い慣れているとも言えない彼女には厳しいだろう。
それでも行くと言うので、カシムがネリスに同行。
カイト達も、再び西の洞窟に挑むこととなる。

13:44
カイト:Lv14 マリベル:Lv14 ガボ:Lv8



8/04

3人で西の洞窟を通る。
多少バトルが難しくなるが、道筋は覚えているので大きな問題ではない。
今回はイノップ&ゴンズと出くわすことなく通過できる。
出口付近で、カシムがネリスに髪飾りをプレゼントしていた。意味ありげだ。

洞窟の出口は、山肌の集落につながっている。
施設はよろず屋と教会、無料宿がある。
集落なので一息つけるかと思ったら、井戸の中にいどまねきがいるので要注意。
デビルアーマーと違い、戦う前にHPを十分残しておけば勝てる相手だ。

ダーマ神殿から逃げた神官達が、ここに住んでいるのだが
もちろん彼らも魔物から監視されている。
先に到着していたフーラルは、どこかに閉じ込められているという
ダーマ神殿の真の主・フォズ大神官の居場所を捜し当てていた。
これから、牢獄へ続く洞窟にて救出する。

今回は、カシムが一緒に戦ってくれる。
カシム:実は私も、君達とともに戦えるのを非常に楽しみにしていたんだ
フーラルも同行するが、枠の都合かバトルには加わらない。
カシムは攻撃力が75ほどあり、通常攻撃の他に激しく斬りつける攻撃を使用。これは通常の1.25倍撃だ。
素早さもかなり高く、ここでのバトルならほぼ間違いなく先制できる。
ステータスに関してはフーラルより一段階上だが、特殊会心を使わないので
総合的にはどちらも同じくらいか。

このダンジョンでは、宝箱の回収は後回しでいい。
帰り道は魔物が出なくなるので、その時に。
ただでさえこっちは戦力ダウンしている上、ここでは強敵のキメラが出現する。
バトル回数は少なく抑えたいところだ。

しばらく進んで、フォズ大神官のいる部屋に到着する。
意外や意外、ダーマ神殿の主は小さな娘だった。明らかにマリベルより小さい。
見かけからして10歳くらいか、もう少し上ってところだろうか。
大神官という立場がそうさせるのか、年齢に反して相当なしっかり者だ。
とはいえ小説版では、ガボに抱きつかれてあせったり、思い切り笑ったりなど
年相応に子供らしい一面も見せる。
間違いなく、DQ7きっての人気キャラだろう。

そこに、再び現れたイノップ&ゴンズ。
フォズが魔法を使用し、向こうが人間から奪ったという力を除去する。これなら戦えそうだ。
こちらにはカシムが加わったまま、リターンマッチに突入!

それでも、このコンビは相当に手強い。
2回行動は行わないが、強化打撃や痛恨の一撃で大ダメージを狙ってくる。
どうやら行動はランダムのようで、運が悪いと連続痛恨や2体同時痛恨もある。
ダメージは大体70~80前後。HPMAXならなんとか耐えられるってくらい。
さらに、イノップはすなけむりを使用。マヌーサの効果だ。
こっちの攻撃が通常攻撃しか無いこの状況では、効けば相当の痛手となる。

NPCはHPの設定が無いので、カシムが攻撃を受け止めてくれれば戦いやすいのだが
なかなかそうは行かない。敵AIが優秀なのか?
後衛に置いたはずのマリベルに、通常攻撃と痛恨のコンビネーションが来て一気にKOなんてことも
なぜか知らないが頻繁に発生した。

結果、ものの見事に8連敗するorz
取っておいたセーブデータで、ダーマ編の最初からやり直すことにした。
今度は、ふきだまりの町での買い物内容を変更。
鋼の剣を買わない代わりに、身かわしの服を購入する。
西の洞窟(1回目)を終えたタイミングで、いらない装備を全部売れば
ギリギリで2つ買うことができる。ガボとマリベルが装備だ。

この作戦が見事に的中し、
9回目の挑戦では敵の痛恨をマリベルが回避。超ファインプレーだった。
あれが当たっていればKO、そしておそらく敗北につながっていた。
全力で粘ってなんとかイノップを倒す。ゴンズだけなら、痛恨が来てもしのげるHPがあれば勝てる。
ついに突破できた。


フォズとともに、山肌の集落に帰還すると
今度は連れ去られたはずのザジが帰ってきていた。
しかし、彼を迎えるネリスの様子がおかしい。
カシムからもらった髪飾りが無いあたり、妙だ。ガボは魔物の気配を察知していた。

結論からいうと、予想通り魔物だった。
マンイーターとバトル。通常攻撃の他、ベギラマ、イオ、ルカナンを使う。
ただ1回攻撃なので、薬草でもいいので全員に回復手段を持たせて戦えば勝てる。

神殿へと続く地下道を抜ければ、ダーマ神殿の地下にたどり着くはず。
フォズは後発組として待機し、フーラル、カシム、ザジの3人が先発する。
途中で、人間達から集めた力が封印された部屋を通る。
ここの台座に登れば、封印されていた呪文と特技がやっと使用可能に。
長かった・・・。

この状態なら、もう地下道の魔物は怖くない。
2回ほど悪魔のツボに出くわすが、実入りがいいのでむしろ大歓迎だ。

さらに進めばダーマ神殿地下・・・と思っていたのだが、
魔物達がいつの間にか地下を改造し、コロシアムを作っていた。
魂砕きに成功し、ここに来た脱出希望者は
コロシアムでの決闘に6連勝しなければならない。

ここには、ネリスも来ていた。今度は本物のようだ。
魂の剣でザジを斬った、あの戦士と戦うために彼女も決闘に参加している。
どうも正気じゃなさそうだが、これも魂の剣の影響か?
止めるには、決闘で直接対決して勝つしかあるまいな。

決闘は4人1組でなければ出場できない。
この状況でも、やはりザジはカシムと協力したくなさそうなので
カイト達とザジで出ることに決める。
前述の通り6連戦となるので、HPが減ったままの決着は避けたい。
向こうは他の人と協力したくないらしく、1人+魔物3体の組み合わせで来る。
魔物はその辺に出る種族ばかりだが、リーダーはHP300かそれ以上あり
ボスと言ってもいいほどの強さを持っている。
それが6戦続くとなれば、激戦は間違いない。

こちらに加わるザジは、子供ながらかなりの腕利きだ。
攻撃力ではカシムと同じくらい、つまり70前半というところだが
それでもカイトやガボを上回っている。
加えてフーラルのような特殊会心、さらにはイオ、スカラ、ベホイミを使用する。
様子を見るだけのターンも無い。はっきり言って強い。

そんな強力な仲間がいても、この決闘は苦戦が続く。
2戦目のガルシアが、なぜかスクルト1度で守備力を228上げた。バグか?
(28は事前にかけたルカニ1回分)
4戦目のナプトが最後にかまいたちを撃ったせいで、5戦目のドンホセにカイトが倒される。
ここで世界樹の葉を使うハメに。

6戦目で、やっとネリスが現れる。取り巻きはスライムナイト3体。
2回攻撃で、ヒャド、ヒャダルコ、マヒャド斬りを使用する。
ヒャダルコの威力はベギラマを上回る。この時点では非常に危険だ。
回復が間に合わずにマリベルが倒され、集中攻撃でガボもKOされる。
あとはカイトとザジだけで戦うことになるが
ザジの会心の一撃による185ダメージが決定打となり、なんとか押し切った。

この隙を逃さず、ネリスの持つ魂の剣を奪う。
ザジ:魂よ!わが姉の身に再び宿れ!
6連勝かつネリス救出に成功、これにて作戦成功だ。

決闘に勝利した一行は、ダーマ神殿地下に案内される。
ネリスを守るため、ザジはここでコロシアムに引き返す。
入れ替わりにフォズが現れ、同行してくれる。
あとは親玉と決着をつけるだけだ。

神殿内にはザコがうろついており、何度か戦う。
新たに加わったフォズは、見かけによらず心強い仲間となってくれる。
どう見ても力は無さそうなんだが、武器の性能がいいらしく
光弾を放つ通常攻撃は高威力を持つ。
カシムやザジより少し上の、攻撃力80というところか。特殊会心もある。
その上、ヒャダルコとベホイミを使用。どちらも強力な呪文だ。

神殿1階の祭壇に、親玉アントリアはいる。
決着をつけよう。
時々2回攻撃で、通常攻撃、火炎斬り、念じボール、ベギラマ、イオ、マジックバリアを使用。
持ち技を見ると手強そうなんだが、実はラリホーが効いたりする。
初手でマジックバリアを使われるが、眠りの杖なら効くので存分に使う。
これで攻撃される回数を減らしながら攻める。念じボールが来ないうちに仕留めるのだ。
フォズが会心の一撃を出してくれることに期待しよう。
その期待通り、1回決めてくれる。ダメージは210、この時点では桁違いに強烈な一撃だ。
最後はフォズの攻撃で、勝利!

15:25
カイト:Lv15 マリベル:Lv15 ガボ:Lv13


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